ひだまり通信　３９号

気 血 水ってなに？

「気・血・水」という言葉をご存知でしょうか。 近頃ではテレビ CM などで、東洋医学で生体を維持する要素として紹介されることも増えてきた言葉なので聞い たことがある方も多いのではないでしょうか。 東洋医学では「気・血・水」の３要素が正常に体内を循環することで健康が保たれると考えられています。つま り、体内の臓器（五臓六腑）が正常に機能するにはこの３要素のバランスが重要で、どれかひとつでも過剰や不 足があると病気の原因になってしまうのです。 では、「気・血・水」とは何なのか簡単にご説明します。 

〇気〇

「気」とは生命エネルギーのことで、呼 吸、心臓の働き、血液の運行、体温や汗 の調節をする働きなどを行っています。 気が不足すると気虚（胃下垂、疲れやす い）、気の流れが停滞すると気帯（イラ イラする、ゲップが出る）といった不調 が起こります。 

〇血〇

「血」とは血液とその血液が運ん でくる栄養素のことです。血が不 足すると血虚（貧血、めまい）、 血の流れが悪くなると瘀血（肩こ り、しびれ）といった不調が起こ ります。特に瘀血は婦人科疾患の 原因になりやすいので注意しま しょう。

〇水〇

「水」とは汗やリンパ液、皮脂などの体内に ある血液以外のすべての液体のことです。 「水」には体内で不要になった老廃物を体外 に排出する働きをしているので、「水」が不 足すると目や肌の乾燥、流れが滞ると代謝が 悪くなりむくみや下痢といった不調がでて きます。

「気・血・水」をバランスよく体中をめぐらすためには身体を温めること と、適度な運動、食事、睡眠が大切です。 鍼灸治療を定期的に受けて「気・血・水」の流れを正常に保つことで病気 にかかるのを予防し健康な状態を維持しましょう★

松井山手中西鍼灸院

はり・きゅう、小児はり、アロマセラピー

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